瞑想を続ければこそ・・・ 娘の場合

娘も私と同様に、母の影響を受けて育ちました。
中学2年生の時に、
「お母さん、お風呂に一緒に入ってもいい。」
と言いますので、親子で湯船に浸りました。
突然、「お母さん」と言って泣き出しました。
娘が涙を流した理由を知りましたので、
瞑想を勧め,それから熱心に瞑想を続け現在に
至っています。
娘からのコメント ・ 瞑想の歩み
瞑想をして、今年で19年目になります。
私は小さい頃から、個の自由意志を尊重されず反発など恐ろしくてできず、
常に権威の在る者の思い通りに生きていかなければならない環境で育ちましので、
自分の存在価値を見い出せず、物事に対する価値感というものも、自分の中で
全く築き上げられていませんでした。
なので苦しみがない時期は、全てが無価値に思えて、どことなく全てが馬鹿馬鹿しい
と感じていたり、どうでも良いと言うなげやりな気持ちで生きていました。
その為社会人になった頃には、一体自分が何なのか?何のために生きているのか?
生活とは何か?何が楽しいのか?何がやりたいのか?人間関係はどう築けば良いの
か?何故自分のことが全く分からないのが、分からないという具合に途方にくれたよう
な在り方で、ただ苦しいと思う暗い日々が始まりました。
心の中は灰色の雲が渦巻き、まさに出口の無い迷路にいるという感じで、20歳の頃
から頭の中は困乱し、人との接触は避け、外部の情報なども殆んど受け付けられず、
自分の存在意義を感じることの無い現実に、常にどこかで失望の思いを抱えていまし
た。過食をすることで一時の心の安定を得ていた時期もありましたが、
ひたすらこの状況から抜け出したい一心で更に瞑想を続けました。
それから12年になり、日常の中に小さな気づきや状態の変化、物事を見る視点が変わ
ってくるなどの体験を年々しつづけて、いつしかマイナス思考に侵され続けたストレスだ
らけの日々に終止符は打たれました。
今は、これらの体験をもとに、今後の人生にも自分なりの目標や希望を持って生きるこ
とができるようになり、心の奥に在った癒されない傷や心の重荷など随分減ったように
思います。自分を知ることの意味や生活の中にゆとりや余裕が以前よりも持てること、
“生きる”ことに価値を見い出せること、何年も感じることができなかった”生きている”
という実感を持てたことなど、瞑想によって与えられたものは計り知れません。
これからも、自分の可能性や多くの豊かさを求め、金井メソッド瞑想の道を歩み続けて
行きたいと思います。