梅の香

昨夜、私の部屋に入ってきた母は、
「あんたが、ハアハ、ハアハと言っているのを聞いていると、
心配でしよんなか!」と語気も荒く威圧的にも感じ、
「それじゃ、私はハアハも言えないの!」と言葉を返しました。
インフルエンザに罹って2週間も経っていますが、
悪寒、鼻水、咳の症状が治まりません。
まだ完全に体調が回復していないので、動けばどうしても体が
辛くなり、、ハアハ~とつい口に出てしまいます。
「あんたが先に逝けば、母ちゃんたちはどうなるとかい」
と言うのが口癖です。私に対する依存度が強いせいもあり、
病気が長引けば不安と恐怖に苛まれるのでしょう。
風も無く湿度が高い夜に庭に出てみると、良い香りに包まれました。
何の香だろう?周りをうかがえば、梅の花が満開でした。
瞑想と同様に、上品でほのかな香りを楽しんでいると、
嫌な気持ちも忘れそうです。