誤解と偏見

私の瞑想教室の生徒でもある従妹Yは、金井メソッドを始め
て6年目になります。母の妹の娘にあたります。
従妹が金井メソッドを始めた頃、母が妹に電話口で、「瞑想
すると良い娘になるばい。」と言っているのが聞こえてきまし
た。「何も良い娘になるために瞑想をするのではないのに。」
と内心そう思いました。最近になって、「あんなことを妹に言
わなきゃよかった。電話がある度に娘の愚痴ばかりこぼして
。」と後悔している様子だったので、
何のために瞑想するのかを説明しました。
母のように間違った伝え方をすると、誤解もされ相手に変な
期待を持たせてしまいます。
息子の病気のことはコラムに何度か書きましたが、
小学6年生の時に脳腫瘍で手術をしました。
私に直接ではなかったものの母から、「あんなこと(瞑想)ば
かりしてるから、息子を大病させる。」と叔母が言っていると
聞かされ、このことが私にとっては一番酷な言葉でした。
瞑想をしているから家族も含め無病息災で生きられる、信仰
が厚い人もまた一生何事も無く暮らせるとの偏見があるよう
です。
あの当時は叔母の言葉に傷つきもしましたが、
金井メソッドを続けてきたおかげで、周りから何と言われても
「世の中にはいろんな人がいるんだな~」と思えるようになり
、傷つくことも少なくなりました。
母の妹(叔母)は瞑想を不快に思っているようですが、
本人は日々の暮らしの中に金井メソッドの効果を感じるそ
うなので、瞑想を続けて行くことができるのだと思います。