瞑想&書くこと

金井先生から娘へのアドバイスをご紹介します。
<娘からのコメント>
書き出すことのメリットとして金井先生から幾つかご指導を頂きました。
1) 現在の状況を把握できる。
2) それにより堂々巡りをしている状況から客観視することができる。
3) 客観視できる事により問題に対する解決策を導くことができる。
4) 自分の思っていることをきちんと知ることで、自分に対して自信が持てるようになる。
5) 書き出す事ができない内容ものについては、実は分かっているようで分かっていない
ということ。
6) 失敗をした時には、一度、きちんとした原因追及をすることが大切であり、書く事によ
って気持ちの整理と結果の分析がなされ同じ失敗を繰り返さないようにする。
などがあるそうです。最後の失敗の原因追及については、実際に過去を振り返る人は少
なく、せっかく経験した事から何も学べずにいる方が多いそうです。
書き出すということは、一見、知的な作業のように難しく考えがちですが、
「たった今考えている内容についての事柄をそのまま紙に書き出してみる。」
というものです。普段自分が一体何を考えているのかを紙に書き出すことによって
再認識することができ、何か新しい発見や別の視点から物事を捉えられるようになれる
と思います。日頃、堂々巡りのように同じことを繰り返して考えていることに気づいたり、
何か漠然としている不安感や、不愉快な感情など、または人との関わり合いの中での
自分の反応についてや受け止め方についてなど心の中にあるものであれば何でもよい
と思いますが、いわゆる雑念を一度可視化してみることで、今の自分自身についてを知る
手掛かりになるように思います。
思考に意識を向けることによって、自分の行動パターンや特徴を少しずつ掴むことができ
、何も変わらないと感じる日常の中にも小さな変化に気づいたり、改善点を見つけたり、
新たな洞察力が広がっていくように感じられると思います。
私はノートに自分について書くようになってから今年で2年程になります。
当初は自分でも何を考えているのか分からないほど思考の速度が速く、次々にあれこれ
と気になる事ばかりを考えていましたので、たった今何を考えていたかについても紙に書
き出すことができませんでした。しかし、今では実践し続けることができたお蔭で、今自分
のいる環境に対しての向き合い方やこれから進みたい方向性が見えてきた気がします。
また、現在の感じ方や考え方などの記録を残すことによって、自分の成長を時間と共によ
り確認できることを嬉しく思います。
これからも書き出す作業と瞑想との2本立てで内面の探求を進めていくことによって、
過去に起きた出来事から多くの学びや小さな発見が沢山見つけられるという可能性も
感じています。