梅雨の季節になりましたが、全国的に雨が降らないようですね。
我が家の庭に梅のなる木が一本ありますが、
今年も梅干しにしました。
ちりめん紫蘇を塩でもんでいるときに、
叔母の梅干しに纏わる話をふと思い出しました。
もう随分と昔のことになりますが、
「実家に行ったら梅干しを大量に漬けているのに、
一瓶も持たせてくれない。」と愚痴をこぼしていました。
そして後日、叔母の言葉。
「姑が梅干しを漬けているので、手伝いをしたのだけど、
その梅干しを娘たちに持たせて帰して、腹が立ってきた!!
こっちは大変な思いをして漬けたのに・・・」
叔母は実家から梅干しを貰へなかった不満、姑が娘たちに梅干しを持たせた
ことへの不満があるようでした。
結局の所、実家からは梅干しを貰って、姑が娘たちに梅干しを持たせなかったら、
叔母の不満が湧くことは無かったのでしょうが、
よくよく考えてみると、自分にとって都合の良い自分勝手な考え方です。
そこで相手方に立って考えた場合、
実家から貰えなかったのは、気が回らなかったかもしれないし、
もう漬けているのだろう、と思われたのかも分かりません。
姑はどんなに歳を取っている娘でも娘は娘、そこは親心なのですから、
そう言う風に考えてみれば、不満もそれ程ではないでしょう。
私たちも知らず知らずの内に、自己中な考え方で物事を判断している面が
あるのではないでしょうか? 自分の心の反応、動きを見てみましょう。