今月14日「捨てる瞑想の重要性」が配信されました。
記述中で「自分の変化としてはなかなか気付きにくいものなのです。
そのために、今の自分を過去の自分と比較する必要があるわけです。
このように、本来の自分を知るための瞑想に徹して、捨てることだ
けを実践することが重要です」
ふと十数年前のことが思い出されました。
自宅近くの公園を散歩中に親子の野良猫と出会い、この日から1日1回
餌を与えていると、通りすがりの人達から責められたり、遠巻きに仁王立ち
で睨みつけられたり、ある男性からは「餌だけ与えたら無責任ですよ。
私は去勢したり避妊手術をして里親探しもしています。私は毎年自腹で100
万円余りつぎ込んでいます。あなたも出来るだけそうしてください」
世の中にはこんなに優しい人もいるんだな〜と感心したのを覚えています。
この一連の出来事を金井先生にお話しました。
「世の中にはいろんな人もいるんだな〜と思いました」と、
「以前のあなただったらそうは思わなかったはずですよ」との言葉に、
後で過去の自分と比較してみれば確かに、過去の自分と現在の自分
の違いが分かりました。自分の行為行動を主張し、相手を心の中で
冷たい人、心ない人等と責めていたと思います。
猫嫌いが悪いでもなく、野良猫が原因で迷惑をしている人もいるでしょうし、
相手は相手の事情もあるはず。
言われた時は嫌な気持ちにはなりますが、その怒りの感情が長続きしないのは、
瞑想を続けてきた結果受容が大きくなって、相手の立場を考えられるまでに
なっていたと思います。自分自身でどれだけ自分が自由になったかを認識できれば、
瞑想の道を歩み続けることができると思います。
あの男性が「餌だけ与えては無責任ですよ」との指摘も理解できましたので、
私も出来る範囲で去勢、避妊手術や家猫にしたりしてきました。
今ではその公園に野良猫の姿を見かけなくなり安堵しています。