随分と昔の話しになりますが、ふっと思い出しましたのでコラムに更新することにしました。
1月に阿蘇で第1回目の瞑想合宿があり、その年に就職を控えた学生さんも参加されました。
講義中に研修室の電話が鳴り、呼び出し人はその学生さんの母親からで、
上手く合宿ができているのだろうか?と心配しての問い合わせだったことを後で知りました。
その学生さんは、対人恐怖症で瞑想を始められましたが、
大学を無事に卒業され、そして大阪に就職が決まり熊本を去って行かれました。
例会の日に丁度休暇で帰省されていましたので、
新入社員の歓迎会の席上で起きた素晴らしい体験談をお聞きすることが出来ました。
「新入社員歓迎会の席上で挨拶をしている最中に、つい先ほどまで目に映っていた周りの
光景が、まるで違う光景を見るかのようでした。」との体験談でした。
そのお話しの内容をお聞きになられて、「 それは、小さな悟りです。 」
と金井先生からのコメントがありました。
いつの頃だったのか?記憶が薄れていて、ハッキリとは思い出しませんが、
「朝、目が覚めた時には悟っているかも知れませんよ。」とお聞きしたことがあります。
悟りとは、劇的に起きるものでは無く、さり気無く自然に・・・訪れるのかも知れませんね。