13人が死亡、6千人以上が重軽症を負ったオウム
真理教による地下鉄サリン事件から20年。
被害者や遺族の苦しみ、悲しみは続いています。
ふと20数年前のことが思い出されました。
金井先生主宰の例会終了後、殆ど親交がなかった
60歳を少し過ぎられた男性会員さんから、
「オウムに入ろうと思っています。退職金もあるし、
お金を積めば幹部になられるそうですから。」と話され
、その後は一度もお会いすることはありませんでした。
金井先生の著書 「すべてを受け入れて自由になる」 に記述されていますが、
瞑想における指導とは、一人一人の瞑想者に心を開かせることを意味します。
瞑想を通して、その人自身に対する愛を目覚めさせることです。
瞑想の世界における、指導者というより導師と呼ばれる存在の必要性がそこにあります。
その男性はオウム真理教に何を求めて入信されたのかは、今となっては訊く術もありません
が、瞑想は幸せになるためにするのであって、超能力を得たり、神秘体験を求めてするもの
ではないと思います。
教団はオウム真理教から改称したアレフと、ひかりの輪に分裂し、公安調査庁によると、計
約1,650人の信者がいるそうですが、若い信者が多いとか、これからの行く末が案じられ
ます。