瞑想の効果~痛みを観る

普段の生活の中では、常に精神が肉体を支配しているので、
自分で気づかない間に肉体を無理強いしている場合もあります。
ところが瞑想によって精神が静かになることで、肉体に対する支配力が弱まり、
普段の生活では気づかなかった首、肩、腰、膝などに痛みが出る時もあります。
痛みを感じる箇所を「何故、痛むのだろう?診察に行ったほうが・・・」などと
いろいろな想いを付け加えずに「痛みを観る」だけで良いのです。
「痛みを観る」というのは、言葉で表現するのは難しいのですが、
痛みは痛みとして、ただ感じていればいい訳です。
その痛みを感じることだけに焦点を合わせていても想いが出てきたら切って捨てて、
また痛む箇所に焦点を合わせる、といった作業を繰り返します。
私の体験からそうすることで、痛みが緩和したり痛みが消えたりします。
普段の生活の中では痛みを感じなくても、瞑想中に痛みがでるようでしたら、
肉体に負担を掛けているかどうかの目安になります。
生れつきそういう箇所が弱い人や慢性化している人は、その人に合った治療をしながら
毎日の瞑想を実践することで、効果も増してくると思います。