現実の生活に活かされるとき

「瞑想は現実生活にどう活かされるのでしょうか?」
と生徒さんからの質問がありました。
瞑想中は想いから離れ、心が落ち着いたり、
心が晴れやかになったり、と瞑想の良さが実感できます。
しかし一たび現実生活に戻ると、
瞑想中に味わった心地良さも遠のき、
「瞑想が実生活に活かされているのだろうか?」
と首を傾げる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
「自分が変わるには、瞑想を始めた年齢の倍の時間が掛かります。そう思う位で丁度いいのです。」
と金井先生からお聞きしたときは気が遠くなるようでした。
2017年7月1日・東京在住の木村寿行氏主催の「瞑想入門講座」が開催され、
木村氏の熱意とご尽力により、当日の金井先生の講話が冊子として発行されました。
冊子中の瞑想Q&Aの箇所に、
「自分が変わるには、瞑想を始めた年齢の倍は掛かります。」とお聞きしたことが述べられていました。
その一部をご紹介します。
「本当の意味で変わるっていうのは、あなたが何十年生きてきたのと同じように瞑想
に長い時間をかけることで、本当の意味で変わることができるんです。
短い時間で変わるというのは、まやかしというか、ごまかすことはできたとしても、
本当の意味で変わるには時間がかかります。それはしょうがないと思ってください。
でも、時間がかかっても本物が欲しいという人は、瞑想したほうがいいです。」
折角瞑想をしているのなら、偽物よりも本物のほうが良いですね。
私事ですが、父のことで人間関係がぎくしゃくする中で、
頭で理解するのを超え、「受け入れる」瞬間が突然にやってきました。
それは金井先生の真実の言葉に触れた瞬間でした。
瞑想を始めた年齢の倍近い年齢になりつつありますが、
瞑想はやった分だけ自分の中で変化(自己変革)を起こしている、のもまた真実の言葉です。