インド研修に参加して・・・ Part ①

私にとっては17年振り、3回目のインド研修になりました。
万全な体調ではなかったので、ヴァラナシではいつ高熱が出るか不安でした。
ヴァラナシ滞在2日目、全身の疲労感でベットから起き上がれない状態でしたので、
金井先生と会員の皆さんとガンガーの夜明けを見ることができませんでした。
滞在3日目、夢を見ました。
滞在先 PALACE ON GANGES の廊下を自分の部屋に向かって
歩いていました。自分の部屋まで来て、ドアノブに手を掛けたそのとき、
「みんなのハートを観ているからね」 と金井先生の声が聞こえてきました。
その一言の言葉に驚いて目が覚めました。時計の針はちょうど午前2時を指していました。
夢の中だとしても、心にズサッと突き刺さるような衝撃的な言葉でしたが、
厳しい口調の中にも優しさが溢れていて、その余韻はとても心地良いものでした。
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ヴァラナシ滞在4日目はカジュラホに移動する日でした。
この日は早朝5時半にロビーに集合し、
日の出前に金井先生、会員の皆さんと一緒に船上で、
不浄の地と言われている向こう岸に着くまで瞑想をしました。
向こう岸に着いて、先生の講話がありました。
講話の中でとても印象深く心に焼きついた言葉があります。
「眠っている人を起こすことはできるけど、眠ったふりを
している人は起こせない」
このことをよく皆さん考えてみて下さい。という言葉で締めくくられました。
夢で 「みんなのハートを観ているからね」 とお聞きした言葉と重なり合った瞬間でした。
どんなに取り繕っても金井先生にはお見通しで、見透かされているような気がしました。
今の自身の想いや感情をしっかり観て、その想いや感情の変化がどうであれ、
素直に受け入れることができたときにその分だけ心が楽に、そして心地良く感じられます。
船上からガンガーの朝日を眺めていると、疲れた身体が癒されていくようで、
生と死を見つめる聖なる河、ガンガーに訪れることができて本当に幸せに思へました。