恵まれ過ぎて…

先月、瞑想体験で参加された50代の男性。
当日はその方一人ということもあり、
身の上話しを聞くことになりました。
どうして瞑想をしたいと? と尋ねてみました。
「何の悩みも問題もなく、幸せだと感じることができません。
果たしてこれで良いのだろうか?と思い始めました。」
幼少期から両親、環境、経済に恵まれ苦労知らずで育ちました。
仕事面でも順調で現在休業中ですが、一生遊んで暮らせる分は
稼ぎ、現実生活では何の不自由もないのですが…
私は、「世間にはこう言う人もいるんだな~」と内心思いましたし、
瞑想教室に参加されている人たちは、
何らかの悩みや苦しみが原因で瞑想を始められています。
こういう私もその一人でしたが、
家族の問題を抱えながらでも、「私 幸せ」と思える有難さ
素晴らしさを感じつつ瞑想の道を歩み続けています。
その男性の方に、「庭の草取りをしていても幸せ」と感じます、
と話をすると、「僕もそれを感じてみたいんです」と。
恵まれ過ぎてそれが当たり前だと思ってきたので、
有難さや幸せだと感じない、感じたことがないそうです。
二人での瞑想。静かな時間。
想いが出る、その想いを続けない、次の想いが出るまでの間(時間)
を観るのですが、その日は穏やかなエネルギーが規則正しく
波打っているのが観えました。
相手の男性は「?」の様子でしたが、初めての瞑想体験なので緊張
されていたと思います。
今後生徒として参加されるかどうかは分かりませんが、
瞑想をして幸せを実感したいという思い「発心」を大事にして欲しい
と切に思います。