母は毎日のように「早く死にたい」「死ぬ方法を考えている」と漏らします。
数々の病気、うつ症状に認知症ともなると、仕方がないことかも知れません。
金井先生のお話では、
「心身の平安からほど遠い状態を改善できずに歳をとってしまったので、
なかなか楽になれないでしょう」と言うことでした。
親のせい夫のせいだと責め続けた積年の恨みが消化されないまま
生きてきたのですから、当然の結果とも言えます。
気丈で負けず嫌いだった母も、今では食も細り何時お迎えが来るか
分からない状態ですが、せめて最期の時くらいは安らかに、と願っています。
瞑想中は、「想いが出てきたら切って捨てる」作業をしますが、
思いを続けない、考えないことはとても大事なことです。
私が生まれて71年も母と暮らしていますが、
母のように悔やむ人生よりも、如何に楽しむかを意識しながら
残りの人生を謳歌したいと思います。