今年 に入ってから、大したことではないのですが、
良くない出来事が続いています。
先々週は、頭を抱えるような問題が生じ、
母は、「あんたは、本当に苦労するな~」と涙を流し
、そして自分の身の不幸を話し始めました。
私は笑って、「人生は諸行無常よ」とつい口から出た
言葉に、母は何も言わなくなりました。悲観的な気持
ちからではなく、心底そう思えたのです。
「諸行無常」の意味を改めてPCで検索したみました。
諸行無常とは、この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わ
っていき、永久不変なものなどないということ。
仏教の思想にある根本的なもので、あらゆるものは刹那(きわめて短い時間。一瞬
)の間にも変化をくり返しているということ。人生のはかなさを表す言葉であり、
一般的には、世の中の移り変わりの激しさや人の死を嘆くときに使われる。
「諸行」とは、この世の一切の事物、現象のこと。「無常」とは、この世にある一切の
ものは常に移り変わり、不変のものはないということ。
不都合な出来事や不幸な出来事でも、それが一生続くものではないことを知ってい
れば、悲観的にならずに思い悩まずに過ごせます。
努力することがあるなら努力を惜しまず、時として耐え忍ぶことも必要ですし、
時間が解決してくれることもあります。
毎週土曜日午後9時からBSで、小さな村の物語・イタリアが放送されています。
イタリアの小さな村の人々の日常を紹介する番組で毎回欠かさず見ています。
その小さな村の老人の言葉がすごく印象的でした。
「つらい時期でも、いつかは過ぎ去るものよ」老人が長い人生の中で学んだ人生訓
私に瞑想の出会いがなかったとして、そういうふうに学ぶことができたのだろうか?
多分、母のように自身の身の不幸を嘆きながら生きていたことと思います。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり