楽しみをみつける

随分昔の話しになります。
「大きな楽しみでなくてもいいから、小さな楽しみをみつけな
さい」と金井先生からアドバイスを頂いたことがありましが、
アドバイスの深い意味を理解できませんでした。
ふとそのことが思い出され、確かに当時を振り返ってみると
、自分のことは後回しで家族のために一生懸命生きていた
ように思います。
「糸で例えるなら、ピーンと張った糸はプツンと切れます。張った糸はジャンプする
ことができないので、糸に緩みを持たせることが大事です。」
とアドバイスを頂いたこともありました。
何時も一生懸命では、心にゆとりもなく緊張している状態で、車で例えるならアクセ
ルを踏みっぱなしというところでしょうか、カーブに差し掛かかり慌ててブレーキを
踏んでももう手遅れです。そんな状態で生きていれば何時かは心だけでなく、身体
にも悪影響が及びます。
そこで、
小さな楽しみでも「楽しむ」ということは、喜びと共に心が豊かになり、
そして何よりも心が解れていくような感じがします。
金井先生のアドバイスの意味が今となって解るようになりました。
現在は私の小さな楽しみを沢山持てるようになりました。
夏の季節、特に梅 雨の時期の楽しみ方は、入浴後その日に洗った寝間着を着る
ことです。本当に細やかな楽しみの一つですが、
その肌触りが心地良く、”幸せ”と感じる瞬間です。
人生に於いて「楽しむ」ことはとても大事なように思います。　２０１４