インド・カルカッタでの光景に ~気がついてみれば~

インド・カルカッタには、ヒンドゥー教のカーリー女神を祭ったカーリー寺院があります。
その寺院の先はガート(沐浴場)になっており、身を清める参拝者の姿が見られます。
4.jpg
沐浴をしている人の中に、私の目が一点集中、釘づけになったのは或る老婆の行為でした。
澱んだ川底を何やらザルで漁っています。引き上げたザルの中身は真っ黒な小石ばかり・・・・
そう私の目には映ったのですが、その一つを手に取りパクリと口の中に放り込みました。
物質に恵まれた日本では想像もつかない光景に、もう呆然として眺めていました。
その当時は、毎日の食事が億劫で食べること事態が苦痛でした。
茶碗に軽く盛ったご飯一膳を食べ終えるのに一時間も費やしていましたので、
宇宙食のようにカロリーを凝縮した栄養食品があれば、
毎日の食事が簡単に楽に済まされると本気で考えていました。
インドから帰って、何時の頃からか楽しく美味しく食べていることに気づきました。
そしてふっとカルカッタのガートで釘づけにされた老婆の行為が甦り、
その行為から、たくましく生きる力、とでも表現したらいいのでしょうか、
そのエネルギーを暫く感じていました。
いろんな国々にも行ってみたいのですが、インドは何度でも訪れたい不思議な国です。