先週、母の入院先へ面会に行きました。
車椅子に乗って面会室に来た母の目は閉じ、
なにやらブツブツ言っています。
「お母さん。目を開けて」と促すと、
開いた目は眼光鋭く、背筋がゾクッとする思いでした。
「しっかりご飯を食べて、早く家に帰ってね」
返ってきた言葉は「口と腹は違う」「もう来なくていい。早く帰れ」
「また来るね」と手を振っても、私を睨みつけたまま病室へ。
スタッフの方が「心の病ですから、気にしないでください」
と、気遣ってくださいました。
ただ不思議なことですが、母に対しての怒りとか、憎しみとか、
悲しみの感情が湧いてこないことです。
負の感情が湧かないことは、心が楽で心が乱れることはありません。
母の病名は、認知症、、うつ病、せん妄。
症状は、拒食、拒薬、点滴拒否、不眠、独言、被害妄想
ですが、精神病院へ転院後は点滴はできているようです。
後は点滴だけでいつまで生きられるかです。
母を通して、瞑想の必要性を痛感します。
「死ぬときは、ただ死ねば良い」師の言葉ですが、
ただ死ぬためには、瞑想の道を歩むしかありません。